大山こむぎプロジェクト懇親会 レポート

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大山こむぎプロジェクトとは

鳥取の大山で作られた小麦を加工・流通させる取り組みで、地元のパン屋や農家などが協力して小麦粉の販路拡大、学校給食パン用小麦としての活用促進などを進めているプロジェクトのこと。

参加の動機

ネットで小麦の製粉について調べていて「大山こむぎプロジェクト」のことを知った時は、思わず「おぉ」っと声が出ました。こういうことが出来たら素敵やなぁと思っていたことを全部やってるやん。
いったいどういう人たちがこのプロジェクトに関わってるんやろうと気になっていたら、Facebookのタイムラインに、プロジェクトの懇親新年会の案内がアップされてきました。身内の人メインの集まりだろうけど、これは参加しろってことやなっと勝手に思い込み、参加申込を行いました。

米子行きへのハードルの高さ

プロジェクトの事務局代表、笠谷さんに連絡すると「大寒波が来てるので、ノーマルタイヤで米子来るのは無理ですよ。高速バスなら便利だと思います。」と、親切に教えてくれました。
「え、そうなの?鳥取やし、車で2時間くらい飛ばせば、簡単に行けるやろうと思ってました。」
ってことで、急遽高速バスのチケットを購入し、米子へ。
米子に近づくにつれて暗黒世界かって思うくらい、どんどん暗く、どんどん雪が激しくなってきました。確かにこの状況を見ると、ノーマルタイヤで米子に向かうのは無謀でしたね。

プロジェクトが発展した理由

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米子で出迎えてくれたのは、プロジェクトの発起人で、米子のパン屋「麦ノ屋」の出井亘(いづいわたる)さん。
出井さんに、「どうしてこれだけの短期間に、小麦の地産地消が進んだんですか?何か大きな仕掛けをしたとか?」と聞いてみました。
出井さんからは「特にこっち側から仕掛けたことはないですよ。そもそも私が広げたいと言ったことはなくて、自然と広がっていったんです」
と意外な返答。
僕は「自然と広がるのなら、他の地域でも広がってるはずでしょー。絶対何か大きな仕掛けをしたはずやわ〜。」と、内心疑りまくりでした。

ですが、その後懇親会の会場で、小麦農家の方や、プロジェクトに関わっておられる人たちとの話しを通じて、出井さんのおっしゃっていたことは間違ってないんだと感じました。

出井さんは具体的な一歩を踏み出し、大きな方向性を示しただけ。それがかなり大事なんですが。
そして、事務局代表を務めるビジネスコンサルタントの笠谷さんや、明確なビジョンを持つ小麦農家の北村さんなど、プロジェクトの方向性に共感した、多様性のある能力のあるプレイヤーが個性を発揮して、共通の価値観の枠の中で自由に活動する。
出井さんは郷土愛という言葉も使っておられましたが、プロジェクトの方向性を共通認識するうえで、そのキーワードも大事なんだろうと思います。そういう意味で、都会ではなかなか難しい面もあるのかなと感じました。

鳥取発の小麦の地産地消の取り組み、これからも拡大していくことは間違いないでしょう。パン好きのみならず、大山こむぎプロジェクトの今後の動きについては目が離せませんよ。

大山こむぎプロジェクト
https://www.facebook.com/daisenkomugi/

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2016-02-25 | Posted in クリエイターNo Comments » 

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