地域で働く新しい形(淡路)

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シマトワークスの富田さんと山田屋の山田さん。
淡路で面白い企画やってるなーと思ったら、このお二人が関わっていることが非常に多くて興味津々に。物件情報を聞きに行く流れで、淡路のキーパーソン二人に、地域で働くことについて、お話を伺ってきました。

登場人物

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(写真右)株式会社シマトワークス 代表 富田祐介さん:東京で建築家として経験を積んだ後、淡路に移住し「淡路はたらくカタチ研究島」の立ち上げに携わる。その後も様々な企画を実現している。http://shimatoworks.jp
(写真左)淡路島山田屋 園長 山田 修平さん:滋賀でブルーベリーの観光農園をしていたが、2012年に淡路島に移住し、いちごの栽培とジャム作りを始める。http://awaji-yamadaya.com

小豆堂 店主 水谷藍子さん:大阪でウェブを中心に骨董品を扱っていたが、淡路島に移住してすぐに実店舗を作る。
http://www.komamedou.com
coboto bakery 店主 酒井:パン作りなどを通じて農家を応援したいと考えている。自身の働くスタイルや店舗をどこに構えるかを検討中。http://cobotobakery.com

淡路への移住者3人と集合

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お二人との集合場所に伺う前にこの方と合流。骨董品屋の小豆堂を営んでいる水谷藍子
さん。月一回のパンの日で、コボトベーカリーのパンを扱っていただいています。
合流後、海沿いに車を走らせて10分ほど。山をズンズン登っていき、不安になってきたくらいで、山田屋さんのいちご園に到着。お目当のお二人、すでにハウスの中で待ってくださってました。
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地域で働く新しい形を提案したい

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酒井:富田さんは淡路に来てから様々な企画を実現させていますが、どのようにしてそのノウハウを身につけたのですか?
富田:建築と企画って似ているところがあるんです。なぜかというと、建築をやっていると、計画やコンセプト作り、施工・設備設計・行政との折衝などを管理することが必須になってくるので、自然とそのノウハウが身につくんですが、それが地域での企画提案に応用できるんです。

酒井:なぜ移住してまで淡路はたらくカタチ研究島を立ちあげたかったんですか?
富田:淡路には良いものがたくさんあるので、それらをブランディングして売れる商品やサービスをどのようにして作り、どのように売るのかを本気で考えるような場を作りたいと思ったんです。都会で大企業に勤めていれば幸せというライフモデルではもうなくなっていると、誰もが気付いていると思うんです。そういう中で、地域で働くという形を提案したいという気持ちが強かったんです。

水谷:淡路はたらくカタチ研究島がハタラボ島になったんですか?
富田:はたらくカタチは国の委託金で行っていた事業なので、その期間が終われば解散することは決まっていました。ですが、関わったみんなが、このまま終わらせてしまっていいのか、と思っていました。そこで、ハタラボ島というのを立ち上げ、ノマド村を使ったはたらく拠点づくりを行ったり、企業内研修を請け負ってはたらく力を伸ばす事業などを行っています。

ジャムを通じて地域に貢献していきたい

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酒井:観光農園だけじゃなく、ジャムを作りを始めた理由は?
山田:地元農家さんの規格外商品をジャムとして扱うことで、その農家さんを紹介したいという思いがあったからです。
酒井:お二人は共同企画としてジャムセッションなどのイベントを企画していますが、お二人がつながったきっかけは?
山田:元々摘み取り園だけでは面白くない、何かもっと面白い企画をしたいと考えてたので、富田さんに声をかけたのがきっかけです。
そうした企画を行っていく中で地域とのつながりも深くなってきて、地元農家さんと一緒に小麦を育てたり、養蜂をしたり、できることが増えてきました。できることなら、数年後にはこの地域全体を観光地としてブランディングしていきたいと、地元農家さんと話しています。

終わりに

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インタビューを終えると、お二人が現在関わっている小麦畑や養蜂の現場に案内してくれました。数年後、この地域に広がっている耕作放棄地を畑として復活させ、多くの人が訪れるような観光地を作りたいとのことですが、この二人が協力すれば確実にその未来が実現しそうな気がしました。
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(取材・文:coboto bakery 酒井)

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2016-06-06 | Posted in クリエイターNo Comments » 

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