自分にしか焼けないパンを追求していく・チップルソン 齊藤知恵さん
CHIPPRUSON(チップルソン)
8月の朝6時、ようやく街が目覚めようしている時間。
京都のパン屋、CHIPPRUSON(チップルソン)を訪ねました。
お店を経営するのは、何年も前から親交のある齊藤知恵さん。
持って生まれたセンスと弛まぬ努力の人です。
SNSで人気が出たとは言え、実力も兼ね備えていて、目の肥えた京都のパン好きが通うのも納得のお店です。
(取材・文・撮影:coboto bakery 店主 酒井)
こだわりを丁寧に表現したお店
シャープなクープが入ったカッコいいパン、雑貨屋さんのような可愛らしい店内のインテリア、その一つ一つに知恵さんのこだわりが表現されています。
店内にあるジャムも、知り合いの農家から仕入れた果物を使って、自分で作っているそうです。
久しぶりに再会した知恵さんと、パン作りに関するマニアックな会話をしているうちに、いつの間にかお店のオープン時間。
開店後間もなく、お客さんがぞくぞくと店内に入って来られました。
ハード系のもの、クロワッサンやシナモンロールなど、次々と売れていき、すぐに品薄に。
さすがもうファンが確実についていますね。
チップルソンがこれから向かう場所
知恵さんは、元々パン作りに対して非常にストイックで、そこに多くの時間とエネルギーを使います。
しかし、パン屋を開業したら、経営や広報、接客を全て一人でこなさないといけません。
そのハードさゆえ、体調不良でお店を臨時休業することもしばしばありましたが、開業して3年経ち、スタッフも一人雇用し、ようやくパン屋としてのベースが整ったとのこと。
そして最後に、これからチップルソンはどういう方向に進んでいくかを尋ねました。
「これまでの3年間はパン屋としての基礎作り。これからは自分にしか作れない、アーティスティックでクリエイティブなパンを焼いていきたいです。ただそのためには、パーツのクオリティをさらに上げないといけないので、日々のパンをもっと丁寧に焼くことを心がけていきたいです。」
と語ってくれました。
CHIPPRUSON お店情報
CHIPPRUSON
〒603-8225 京都市北区紫野南舟岡町82-1-1(船岡温泉隣り)
電話番号 075-366-8067
URL:http://chippruson.com
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