新米経営者のおうち時間 

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新米経営者のおうち時間 

(批判メッセージから学ぶ)


Twitterで「自粛警察」がトレンドワードになったように、緊急事態宣言が出てから、各地の経営者が「不謹慎狩り」「正義中毒」のターゲットとなっています。
うちの最近の批判メッセージは「緊急事態宣言が出てから、周りのお店はちゃんと休んでいる。なのに、あなたの店は営業を継続して、しかも行列を作ってる。人としてどうかしてる。」です。

僕もギリギリ人間なので、批判されるとやっぱりショックです。
が、感情的な批判メッセージに対して、こっちも同じように感情をぶつけても、問題の解決につながらい。
なので、一旦感情を切り離して問題を客観的に考える。
次に「複数の視点」で考える。今回のことで言えば、「法的にどうか」、「科学的にどうか」「海外の事例ではどうか」かなと。
僕は前職の時、批判や脅迫などにさらされ続けてきたので、自然とそういう訓練ができていたのかも。

「法的にどうか」:特措法による緊急事態宣言を受け、県知事が休業要請を出しましたが、飲食店は社会生活を維持する上で必要な施設として、休業要請の対象に含まれません。なので、営業を自粛するかどうかは各店の判断。各店によって、固定費や人件費などが違うため、休みたくても休めないお店がも多い。

「科学的にどうか」:接触感染と飛沫感染のリスクを避ける対応(ソーシャルディスタンシングなど)をしていれば、いくら行列になっていても感染拡大になりません。

「海外の事例ではどうか」:ウェブで海外の事例をいろいろ見てみましたが、ソーシャルディスタンシングが行われているので、かなり長い行列になっていました。

こうした観点からお返事をさせていただきましたが、相手様からの返事はありませんでした。なんで?
あ、人としてどうかしてるってところだけ、正解ですね。鋭いっ。

新型コロナウイルスの影響は年単位なので、経営者などSNSで投稿してる人は今後、感情的な批判にさらされて辛い思いをすると思います。だけど、その批判の内容を分析すれば、自分の知識が整理されるので、批判メッセージからでも学びが得られるんです。

(ウィズコロナ、ニューノーマル時代のビジネスを考える))

緊急事態宣言の期間はどんどん延長され続け、今後は、感染死のスピードを越す勢いで経済死が伸びてきます。
経営者は関係者からの度々の請求や督促、裁判所からの差押通知に耐えられず、どんどん自殺していくでしょう。飲食だけじゃなく、観光やアパレル、航空など、「人と接する」、「人を移動させる」産業全ての人々です。おびただしい数の人の命が、今後消えていきます。
なので、経営者はおうち時間を楽しむ余裕はなくて、キャッシュをどう回して、どうやってスタッフや生産者の命を守るのか、必死で考えないといけないと思います。

数年前から注目していたキーワードが、コロナ騒動の中で一気に注目されてきました。サブスク、EC、ウーバー 、ウェブマーケティング、キャッシュレス(非接触型)決済、クラウド会計、VR、マイナンバーカード などです。
感染のリスクを避けるためには、現金は使いたくないし、銀行や役所の窓口に行くのも避けたいし、税理士などとの打ち合わせもリモートでしたい。(以前ECの提案(飲食店のコロナ対策(ECサイトの活用))をしましたが、物流関係者のクラスター感染が広がってきているので、ちょっと心配になってます。)
ニューノーマル時代では、この流れが一気に加速するはずなので、今後ビジネスのあり方がどう変わっていくのか考えています。

そんなおうち時間を過ごしています。

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2020-04-29 | Posted in 生き方・ビジネス・食Comments Closed 

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