小麦栽培とパン屋の両立を諦めた理由
小麦栽培とパン屋の両立を諦めた理由
はじめに
連休中はずっと雨でしたが、そんな中でもたくさんの方が足を運んでくださいました。ありがとうございました。
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カメラが復活したので、古谷さんのオーガニックブルーベリーデニッシュ、右田農園さん(@kasumi_migita)のとうもろこしデニッシュを撮りましたよ。長雨が続く中、丁寧に収穫してくださる農家さんには、ほんと感謝しかありません。
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これだけ長雨が続くと、これから収穫を迎えるだろう北海道の小麦が心配になりますね。数年前、北海道の小麦農家さんを訪れた時も、雨による被害が増えてきてるとおっしゃってました。
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小麦栽培とパン屋の両立を諦めた理由
パン屋の物件を探している時、「小麦を育てながらパンを焼くスタイルって楽しそうっ。」と思い、一回育ててみましたが「あ、これ無理だわ」と気付いてすぐ諦めました。
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小麦は米と同じで、収穫時期に長雨にさらされると穂発芽による低アミロを起こし、パン用の小麦としては使えなくなります。なので、収穫時期になると、小麦の成長具合と雨の合間がいつか、ずっと注視してないといけません。そして、収穫後も乾燥、選別、保冷保管と作業は続くため、パン屋を長期で休まないといけない。
また小麦の収量を上げて、適切に保管するには、農機具や設備(コンバインや選別機など)に多額の投資(1,000万規模)が必要で、パン屋への投資(1,000万規模)と合わせると、個人レベルでは無理。
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趣味レベルで小麦を作るならいけそうだなと思いましたが、品質の安定したパン用小麦を大量に収穫し、パン屋もまわすとなると、時間的にも金銭的にも全然無理とわかりました。
近隣の農家さんから直接小麦を仕入れるスタイル
なので、近隣の農家さんから直接小麦を仕入れるスタイルに落ち着きました。これなら、小麦の品質は安定するし、パン屋運営の合間に小麦畑に行き、小麦の収穫についても学べるからです。
パン作りも奥が深いけど、小麦作りも奥が深い。どちらももっと学び、知識を深めていきたいなぁと思います。