今後の営業について(特措法による緊急事態宣言を受けて)

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今後の営業について(特措法による緊急事態宣言を受けて)

はじめに

昨日の総理の緊急事態宣言を受けて、改めて今後の営業について考えました。
と言っても、事前に報道で聞いていた以上の内容はなかったようですが。かすかに期待していた財政的支援も生活保障のもので、休業による事業収入の補償じゃないですもんね。
今回も話が長くなるので、結論から申し上げると、coboto bakeryは地域の皆様の食を支える生活インフラとして、小麦生産者を応援する事業者として、可能な感染防止対策を行った上で、お店の営業は継続いたします。

結局は自分で考え、自分で結論を出して、自分で責任をとりましょう。ってことだと思うので、様々な情報に目を通し、素人の自分なりに考え、以下、新型コロナウイルスについて考えていることや営業を行う上でのお願いについてなどを記載してみました。

(新型コロナウイルスの収束について)

まず新型コロナウイルスの収束について、専門家はどう言っているか。
「収束したといえるのは、国民の大多数が免疫を持つ状態を言うが、それはワクチンの開発とセットで考えるもの」
「ワクチンの開発まで早くて18ヶ月、優先して医療関係者などに免疫をつけてもらい、一般国民がワクチンを打てるようになるまでさらに多くの時間を要する。ワクチンによる免疫有効期間もまだ分からない。」
「新型コロナウイルスについては高温多湿でも生存する可能性が高いとのこと。(ECDCの見解による)」
総合すると、2年間くらいは収束しない、もしくは収束ってものはそもそも無いってことですよね・・・。

(休業について)

感染におけるゼロリスクを求めるなら、休業という選択肢も考えうると思います。ただ、売上収入がない状態で、キャッシュが失われる出血状態が続けば、それは事業的に死を意味します。
うちのように開業後まだ時間が経っておらず、融資返済の途中であり、家賃などの固定費の比重も大きいお店なら、早いうちに死んでしまう。またスタッフも給料がなくなるので、生活に困ってしまう。
1ヶ月のみ休業であれば致し方ないと思いますが、新型コロナウイルスの収束については長期的視野、もしくは収束しないという前提で考えないといけない。その点を考えると、うちのような個人の小さいお店は休業という選択肢はとりづらい。

(営業する上で来店するお客様にお願いしたいこと)

上記2点のことから、coboto bakeryでは営業継続を行っていきたいと考えていますが、そのためにはご来店の皆様へ、さらなるお願いをしなければいけません。
基本的には先日記載した「新型コロナウイルスに対する考え、対策」を踏襲し、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染を避けるための取り組みです。

・お並びの際は、前後1.5mほどの間隔をあけてお並びください。(ソーシャル・ディスタンシング)
・店内は最大4名様までのご入店でお願いいたします。(家族で来られる方は、できるだけ買われる方が代表で入店ください。)
・入店時はできるだけマスクの着用をお願いします。(売ってないから強く言えないですが)
・店頭のアルコール消毒液で手指の消毒をお願いいたします。
・非接触型決済(無線通信で決済する方法。交通系IC、QUICPay、ID、Apple Pay、LINEペイ、PayPayなど)を推奨し、現金決済は非推奨です。接触感染を避けるために非推奨ということで、もちろん取り扱いは行います。
・現金でのおつりは直接の手渡しではなく、トレーに乗せてお渡しさせて頂きます。
・マイバッグにパンを入れるのは、なるべくお客様自身でお願いします。(サンフランシスコ市などがエコバッグの使用を禁止し、レジ袋を推奨したことを受け)

お願いごとが多すぎてごめんなさい。

(さいごに)

インフルエンザウイルス同様、新型コロナウイルスがこの世からなくなることは無いです。また、コロナウイルスはRNAウイルスに分類されるので,毎年ゲノム情報を変化させることも予想されています。
しばらく我慢したら元どおりの生活になるっていう可能性は、ほとんど無いってことだと思います。
もう世界は変わってしまったので、どうやって付き合っていくかを考えるしかないんでしょうね。

お店側とお客様、双方がなるべく負担が少なく、長期的に取り組めること。
かつ、感染リスクを避けられる方法。
考えだしたらキリがなくて、僕もスタッフもすり減ってきてます。

僕としては「お客様の食を豊かにして、スタッフさんの雇用も維持して、小麦生産者も応援して、新型コロナウイルスも防ぎながらお店を営業したい。」
このような大変な状況で、わがまますぎる願いだとは思いますが、お客様と協力しながら、なんとか前に進んでいきたいと思います。
以上です。長々と失礼しました。よろしくお願いします。

パンのデリバリーを手伝ってくれる人がいるときだけパンの宅配したり、予約できるパンの種類・方法を変更したりなどを考えていますが、決定したらまたお知らせしたいと思います。

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2020-04-08 | Posted in お店、店づくりについてComments Closed 

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