新型コロナウイルスに対する考え、対策(2020/3/8)

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新型コロナウイルスに対する考え、対策


この3日間は、オープン前にシャッター開けるのがドキドキでした。コロナウイルス騒動で、誰もお客さんいないんじゃないかと不安で。
結果、いつもよりもたくさんのお客さんが朝から並んでくださって、いつもより早めに完売でした。ほんとにありがたいなぁ。

ですが、テレビではコロナウイルスの脅威が連日伝えられ、姫路市内でも新型コロナウイルス感染症患者が確認されたことから、心配されるお客様は確実に増えてきました。お店を経営する立場として、何も分かりませんではダメなので、改めて当店の考えや対策について整理してみました。

考えの方向性

新型コロナウイルスについては、専門家の間でも楽観論と悲観論がありますが、現時点では分からないことが多いので、客観的な情報・知識を積み上げてから判断するしかないと思います。
致死率や重症化率、感染方法や感染予防方法など、同じくコロナウイルスとして有名なSARS、MERS、ほかにインフルエンザなどと比較してみて、パニックを起こすほどの致命的な感染症ではないけど、未知な部分もあるため、できるだけ注意した方がいいという印象です。
(厚生労働省の新型コロナウイルスに関するQ&A、国立感染症研究所や日本環境感染学会のサイトを参照)

当店の対策

飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染を避けるため、スタッフのマスク着用とお客様が触れる物(ドアノブ、トング、トレーなど)のアルコール消毒を徹底します。
厚生労働省の見解では、空気感染は起きていないと考えられていますが、「閉鎖空間」で「近距離」で「一定時間以上」いるとリスクがあるらしいので、お店に入っていただく人数を約5名様とし、お店のドアも開放させていただきます。

揚げ物を個別包装するスーパーの取り組みがテレビで放映されたらしく、「パンを個別包装できませんか?」とお客様から質問がありました。製造した全てのパン(400個以上)を個別包装するのは、スタッフさんの負担が大きすぎるため、うちみたいな小規模パン屋には厳しいかと思います。
保健所にも問い合わせ、厚生労働省のサイトでも確認しましたが、「食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる事例は現時点で報告されていませんので、そこまでの取り組みは必要ないのではないか」とのことでした。

最後に

新型コロナウイルスそのものも怖いですが、それが引き起こすパニック状態がもっと怖いです。パニックが広がると、感染予防に必要なマスクやアルコール、紙類などが多くの人に行き渡らず、結果としてより感染が広がると思います。
で、うちのような小さいお店にはそうした必要物資が全然回ってこないので、この状態が続くと、お店も休業せざるを得ないでしょう。
僕は皆さんにたくさんのパンをお届けしたいし、不安が続く中、うちのパンで少しでも笑顔になってもらいたいと思うので、なんとかこの状態が早く改善されることを願ってます。

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2020-03-09 | Posted in お店、店づくりについてComments Closed 

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