小麦製粉と和三盆糖 ツアーに行って来ましたよ
小麦製粉と和三盆糖 ツアーに行って来ましたよ
はじめに
本日は臨時休業いただき、申し訳ございませんでした。
先日お話しした通り、ヒヨリブロートのクミちゃんのお誘いを受けて、小麦製粉と和三盆糖 ツアーに参加してきました。
訪れた場所は岡田製糖所さん(徳島県)、高原水車さん(香川県)、木下製粉さん(香川県)です。
参加されたメンバーはヒヨリブロートさんはじめ、パン屋を中心に、食に関わる方が多かったです。もっとゆっくりみなさんと話したかったー。
ってことで、写真でざっとツアーを振り返りますっ。
岡田製糖所さん
和三盆糖っていう名前は聞いたことあるけど、その生産現場を見せていただいたのは初めて。
大きいタンクにサトウキビを入れて、スイッチオンで自動的に砂糖と糖蜜に分離されるのかなぁ。
って思ってたけど、全然違ってました。
めちゃくちゃ職人技、めちゃくちゃ日数かかる。
高原水車(たかはらすいしゃ)さん
ここはほんとすごい光景でした。
何がすごいって、水車の動力により、製粉・運搬・ふるいの作業が全てオートメーションで行われていることです。この水車が作られたの、江戸時代とのことっ。昔の人の技術力っ。
様々な方の努力によって水車が復元したそうですが、昔のように小麦を実際に挽いて小麦粉を作るには、まだまだ課題が多いそうです。
木下製粉さん
木下製粉さんは前から行ってみたいと思っていたところでした。
小麦の製粉作業についてマニアックなキーワードで調べまくってた頃、たいがい木下製粉さんのウェブサイトにヒットするという。それくらい、製粉作業の詳細について、ネットで公開してくださっています。
焦点距離が固定のレンズなので、全景が撮れず、何がなにかわからない写真でごめんなさい。
小麦の搬入から、選別、ロール機による製粉の一連の工程について、詳しく説明してくださいました。
まとめ
今回のツアーに参加して、小麦の製粉やその歴史、和三盆糖の製造について、とても勉強になりました。
そこに関わる方たちの弛まない努力には、尊敬の念しかありません。ありがとうございました。
ただやはり、小麦の生産については、やっぱり課題が大きいなと感じました。
パンもうどんもほとんど外麦で、国産小麦に注目している人なんて、うちみたいなマニアックなパン屋がわずかにいる程度。
今後、小麦のマークアップ(関税)が外されていくので、何もしなければ、国産小麦はさらに廃れていくのは確実。
豊かな日本の食文化を育てていくのに、ほんとにそれでいいのかなぁと感じました。もっとたくさんの人の力で、食文化を残していきたいなぁ。
最後にツアーを企画してくださった方々、声をかけてくださったクミちゃん、ほんとうにありがとうございました。